2018年6月28日

過ぎたるは猶及ばざるが如し


BMWのカタログを眺めている時にふと目に留まるものがありました。

Austin-Yellow-BMW-F82-M4-Build-By-EAS-Photoshoot-17-750x468.jpg

F8X系のM3とM4の標準装着のホイールです。
もはや純正とは思えない程のコンケイブデザインのホイールで、尚且つ純正基準の高剛性。
軽量ホイールに偶に見られる、サーキットのゼブラを踏んだときにクラック(ひび)が入ってしまうことなどまず無いでしょう。

個人的にポイントが高いのは何よりサイズ設定です。
9J/10Jとスペックに見合う必要充分な横幅と現在の欧州ハイパフォーマンスカーにしては
珍しく感じる18インチという抑え目なホイール径です。

海外の事情は解りかねますが、現在日本に於いてはサイズラインナップが以前に比べ拡張されているとは言え、
各社トップグレードのハイグリップラジアルタイヤの主流はまだ18インチの為、
サーキット実戦派としてはこれ以上の大きいホイールはタイヤの選択肢が一気に少なくなります・・・。

自分の愛車にも似合いそうで物欲に火が点いてしまいました(笑


・・・調べてみると普段愛車をカスタムする趣味が無くともホイールは替えられている、って方が結構いらっしゃる様に感じます。

勿論コンセプトカーのデザイン画などを見れば分かる通り、ホイールが大きいとすらっと見えてとても格好が良いのですが、
インチアップや横幅のサイズアップは個人的にも部品屋としての観点からしても注意を伴うポイントです。

インチアップは原則タイヤの直径を変えずにホイールの大きさを変える為タイヤの厚みが薄くなり入る空気の量が物理的に少なくなります。
更にその薄くなったタイヤで構造を支える為にサイドウォールはたとえ同じ銘柄を選んでも硬くなります。
サイズアップは単純にグリップが増えたことにより車に対する入力も大きくなります。
そして、広がった幅の分、路面のギャップも余計に拾うことになります。

その為、乗り心地の悪化や足回りのブッシュやジョイントに対する負荷も増えてしまいます。

昔のタイヤが分厚かった頃に比べると、現在の車両はスポーツカーやレースカーレベルと言っても
過言では無いぐらいに低扁平のタイヤを履く車が普通の車でも数多く存在しています。
その状態からのサイズアップとなるとメリットに比べデメリットが目立ってくる印象があります。
やはり何事もやり過ぎは良くないですね。

取り付けるサイズに関しては、色々とテストがなされているであろう純正オプションに設定されている
サイズに留めておくのがリスクも少なく無難かと思いますが、
その場合もブッシュやジョイントに負荷が増える事には変わりはないので、
折角のインチアップの効果をより実感する為に、土台となるブッシュ類のコンディションも整えておく事をオススメします:)





-by 54-





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